家で遊んでいたカメオは「あんたなんか産まなきゃよかった」と
自分に対して言っているのを聞き喜んだ。
いったいなぜ?
※らてらてで出題済の問題です!答えをご存じの方は3・3・1・1・3・7拍子--!!
転載元: 「【再】生まれてSorryなんて言わないで」 作者: 白石コーソー (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8808
※長文、残酷な描写あり。 下に簡易解説あり
赤字以外はFAと全く関係ありません。
カメオは小学校に入り、カメコという子と仲が良くなり
度々カメオの家に連れて一緒に遊ぶことが多かった。
カメコの方もカメオと遊べるなら何でもいいらしく、しりとりで盛り上がることも多かった。
カメオ「「い」か・・・えーっと 「イタリア!」
カメコ「「あ」か・・・うーん あっ!「あんたなんか産まなきゃよかった!」
カメオ「それ単語じゃないじゃん!!オレの勝ちー!!」
カメコ「あはは・・・負けちゃった・・・」
今思えば、カメコからその言葉がすぐに出てきたことを変だと思うべきだった。
カメオ「あー・・・もう夕方か・・・」
カメコ「私は帰らずにずっとカメオ君と遊んでいたいなー・・・」
カメオ「まぁまぁ、明日会えるじゃん!また明日学校で会おうぜ!!
あと今度カメコの家にも行かせてくれよな!!」
カメコ「・・・できるようになったらいいね・・・ それじゃあね。
さよなら カメオ君。」
カメコと話したのはこれが最後になった。
次の日、カメコは学校に現れなかった。
その数週間後、衰弱死したカメコが自宅から発見され、母親が逮捕された。
オレは知らなかったが、カメコの父親はカメコを母親に押し付けるように家を出て
残った母親からも日常的に虐待を受けていたそうだ。
もしかしたら、あの時の「あんたなんか産まなきゃよかった!」はカメコの家庭環境からきていたのではないのか?
それに、別れるときにずっと遊びたかったと言ってたのも、オレに対するSOSだったのでは?
だとしたら、しりとりに勝った程度で喜んでいる場合ではなかった。
勝手に明日があると思ってカメコの思いに気づけなかった昔のオレが腹だたしい。
20年少し経った今でもこのことは引きずっている。
今のオレは結婚し、当時のカメコと同い年になる娘が一人いる。
その娘を大切に育てることがお前へのせめてもの罪滅ぼしになるのだろうか・・・カメコ・・・
らてらて→(・x・)♪