【足ますか？リサイクル】walkin' the path so many paced a million times

〜霊専用出会い系サイト Ray’s〜

「こんにちは！
　レイカです。
　享年２３歳の女子です。
　現世ではモデルをしてました。
　元美脚です。（今は半分ないけどw）
　成仏なんてするより、まだまだ現世で楽しみたい！というイケメン幽霊のあなた、一緒に人間脅かして楽しみませんか？
　雨の日、旧A道でお待ちしています。足がないのが目印です。

　＊既婚者、現世に思い人を残している人お断り！！」

（ふーん…レイカちゃんかあ…まあ、あいつはまだしばらくこっち来ないから、しばらく楽しんでもいいかな…」

「こんにちは。
　カメオです。生前はイケメンエリートって言われてましたww
　一度お会いしたいです！
　お待ちしてます。」

（えーっと、誰か来てるかなあ…げっ、あいつ！？　おじさんじゃねえか。
　どこがイケメンだよ。
　っていうか、妻がこっちに来るまでの遊び相手っていう魂胆見え見え。
　あのな、霊になったら相手の心ぐらい読めるんだよ。
　こっちに来てまで都合の良い女扱いはごめんだっつーの。
　もっとマシな男が来るまで透けとこうっと。）

「レイカちゃん、いないなあ…あの子もあの子もあの子も足があるから人間だよなあ…まだ死んで日が浅いから人間と霊の区別がなかなかつかなくて困っちゃうよ。
　まあ、今日ここには幽霊はいないのかな。」