閲覧者数: ...

補給されても困りもの

[ウミガメのスープ]

とある国のとある都市、テロか、あるいは事故だったか、
未知の最近がばら撒かれ、街中にゾンビが溢れかえった。

生存者Aはこれまで無傷で生き延びてきたものの、いよいよ銃弾が尽き、手元や周辺に武器になりそうな道具も無し。
万事休すと思われたが、そこに別の生存者Bがやって来る。

Aの事情を聞いたBは、予備で持っていた銃弾を渡し「他の生存者を探すために協力してくれ」と提案する。
しかしその時のAは、非常に困った、といった顔をしていた。

いったい、何故だろう?


出題者:
出題時間: 2023年2月12日 19:54
解決時間: 2023年2月12日 20:28
© 2023 キツイの彼方 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「補給されても困りもの」 作者: キツイの彼方 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8385
タグ:

Bが渡した銃弾、それはオートマチック拳銃の弾であり、それはAの拳銃でも問題無く使えた。
……本来ならば、使えるはずなのだ。

ところでオートマチック拳銃といえば、銃のグリップに内蔵されたマガジンの中に、これから発射する弾丸が入っている仕組みである。
そう、つまりマガジンが無ければマトモに発砲もリロードも出来ないのである。

Bが渡したのは、マガジンではなく弾丸そのもの、あるいは未開封の箱に入った新品の弾丸。
これでは、ひとたびマガジン内の弾丸を撃ちきってしまえば、空のマガジンに弾を込めるまで無防備な状態になってしまう。ゾンビとの戦闘中に悠長に弾込めをしている場合ではない。

予備弾薬を貰ったとて、これでは足手まといもいいところ。故にAは困っているのだ。

この舞台と似たような場面を、皆さんはゲームなどで目にした事があるだろうか?
現実は、ゲームのようにはいかないのである。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
Donate using Liberapay
Avatars by Multiavatar.com
Cindy