宝船

鈴木、田中、そして高橋を乗せた大型旅客船ニューイヤー号は、ここ東京からアメリカへと旅立つ。
しかし船は出港早々座礁し、とある開けた小島に降り立った。
助けを呼んでも連絡は通じない。この時、鈴木は飛行機で、田中は泳いで、高橋は船を直して目的地に向かおうとしていた。
当然アメリカまで泳ぐなど不可能だった。中途力尽き島に流れ着いてきた田中を見ると、高橋は家に帰れると非常に安堵したのだがそれは一体何故か。

アメリカに行くにつき、ノープランの鈴木と田中、そして「高橋を乗せた宝船ニューイヤー号」は、一斉に東京を旅立った。しかし、高橋が乗船するニューイヤー号は出航直後座礁し、彼は小島に到着する。連絡をしようにも鈴木は飛行機に乗車中、田中は泳いでいるので連絡がつかない。アメリカに向かうには船を直すしかないと絶望した高橋の元に、疲れ切って流れ着いた田中が現れた。田中が流れ着いたという事は、逆を辿れば日本に戻れるということだ。高橋はとても安堵した。
【要約】「一人船に乗って遭難した高橋」のもとに「田中が日本から流れ着いた」ので、「日本に帰ることができる」と思ったから。