あまりにもリアルな描写はちょっと・・・。

電轟戦隊ライレンジャー。
世界中の電気をなくしてしまおうと企む悪の組織「アンチヴォルト」に立ち向かうライレンジャーの活躍を描く、戦隊モノの特撮番組である。
アンチヴォルトの最高幹部であるユニコーン伯爵は、若かりし頃に自慢のツノに落雷が直撃し、失うことになった。
それが原因で電気に対して強い恨みを抱くようになり、アンチヴォルトを結成したのである。

ところで、上記赤字部分の設定は、番組スポンサーからの要望で修正されたものである。
当初の設定は、ユニコーン伯爵は落雷の直撃によって数年間昏睡していた、というものだった。

スポンサーによる設定修正の意図は何だろうか？

玩具メーカーであるスポンサーは、「電轟ライレンジャー」のホビー展開を予定していた。

ユニコーン伯爵のフィギュアもラインナップに加えることになっていたのだが、尖ったツノがあると子供が遊ぶときに危険である。
そこで、ユニコーン伯爵が落雷によってツノを失った、という設定への修正を要望し、フィギュアの安全性を高めようとしたのだった。