継母や姉にいじめられているシンデレラに同情し、魔法使いは彼女がお城の舞踏会に行けるように魔法で協力してあげました。カボチャの馬車、ガラスの靴、絢爛豪華な特攻服。シンデレラは何とか舞踏会に参加出来たものの、王子様は彼女の出で立ちにドン引き。シンデレラをダンスに誘うこともありませんでしたとさ。めでたしめでたし。
---どうしてめでたいの?
*Q1 おっさんのリサイクルです。
転載元: 「【服飾ますか?リサイクル】“Heads we're dancing"」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/6961
♪ピンポーン♪
「はぁい」
「フェアリーテール署のものです。シンデレラさん、あなたは先週の金曜日クラブ・カステッロビアンコのハロウィーンナイトに行きましたね?」
「い、いえ…私は義母や義姉たちの言いつけを守って…」
「…大丈夫です。今日はご家族はいません。行きましたね?特攻服を着ているあなたの姿を見かけた、という人物がいるんです。」
「は、はい。行きました。」
「ちょっとお話を聞かせてください。王子と名乗る人物と踊りましたか?」
「いえ、私の仮装がお気に召さなかったようで、私とは…」
「それは良かった。実は、あの王子と名乗る人物、犯罪集団のトップでしてね。
一見するとチャーミングですが、玉の輿に乗りたがる若い女性をスカウトしては、違法薬物の売買や詐欺の実行役に使っているんですよ。」
「え、そんな…」
「シンデレラさん、あなたはラッキーでしたね。よろしければ、署で続きを聞かせていただけませんか…と、ちょっと待ってください
なぜあなたの体にはそんなに傷があるんですか?
しかも、冬だと言うのにそんな薄着をさせられて。
まさかあなた、虐待を受けていませんか?…なるほど、それでそれが目立たないように、そして少しでも暖かく過ごせるように、魔法使いさんは、露出の少ない特攻服の仮装を用意していたというわけですか。
さすが親切な魔法使いさんです。
その件も併せてうかがいましょうか。」
:王子の仕組んだ犯罪に巻き込まれずに済み、しかも、警察により義母たちの虐待からも救ってもらえたから。