「最近獲物が罠にかからねえと思ったら、何だよこの旗は!邪魔じゃねえか!」
猟師のおじさんが全力で愚痴るも、この旗は放置されている。一体何故か?
*ノーキンさんおまけ1のリサイクルです。
転載元: 「【狩りますか?リサイクル】still I’ll raise the flag」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/6849
獲物が減ったのは、山の開発が進んでいたため。そして、猟師がどんなに納得いかなくても、開発会社の旗を勝手にどうこうするわけにはいかないから。
自然豊かな山で猟師をしている男。
しかし、最近獲物が減ったので、どうしたことかと山を分け入ってみたら、そこには大きなゼネコンと有名なホテルチェーンの旗がはためいていた。
どうやら大規模なリゾート開発を行うらしい。
その二つの旗の間には、町の旗も立っていることも見ると、町自らが旗振り役になっているらしい。
自然とゴージャスさが融合した、新しいリゾートブランドの旗手になるのだとか。
もちろん、町が豊かになるのには、男だって賛成だ。
猟師の仕事は好きだが、今後何年も続けていけるわけではないだろう。
町のお偉方が決定したことだと言われたら、白旗をあげるしかない。
男にできるのは、「なんだよこの旗は!邪魔じゃねえか」と毒づくことで、小さな反旗を翻すことぐらいである。