暴走車

駐車しようとしていたAさんはあと少し駐車スペースが余っていたので、あと少しだけ車を動かすことにした。
しかしその直後、車は猛スピードで加速して壁にぶつかってしまった。
一体なぜ？

答え:バック駐車のときに車の外からアクセルペダルを押したから。
バックで駐車をしていたAさんはエンジンをかけたままギアを「P」にしてドアを開けて一度車を降りた。後ろを見ると壁と車の間に駐車スペースがまだ余っている。
面倒臭がりなAさんは運転席に再度着席せずにドアを開けたまま車の外からギアを「R」にした。
本来ならクリープ現象により車がゆっくりと後ろに進むが、せっかちなAさんはその直後に車の外からそのままアクセルペダルを手で押して速度を少し上げようとした。
バックの状態で車の外からアクセルを押した場合、車が後ろに下がることにより必然的にアクセルの位置も後ろに下がってしまう。
一方外で立ったままのAさんの体はその場にとどまったままである。
その結果、アクセルペダルはAさんの手（体）の方に向かって進み、アクセルをさらに深く押し込んでしまい急加速した。
※昔実際に起きた話らしいです。