観光地で辻馬車をやって生計を立てているユタカ。
ある日いつも通り客を運んでいたのだが、このような出来事があった。乗せる時は確かに4人の客を乗せた筈なのに、降りる時には3人の客しか乗っていなかったのだ。料金は前払いであり、確りと4人分の売上が手元に残っている。
客車の扉にはしっかりロックを掛けているし、事故防止のために人が落ちたり抜け出したり出来るような隙間も空いていない。3人の客に確認をとったが、いなくなった人物など居ないという。
一体どういうことなのだろうか?
(No.30 中弦の月さんのオマージュです)
転載元: 「【交通期間ますか?オマージュ】D4B」 作者: ZENO (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5956
恰幅の良い金持ちそうな客「御者はん、ちょっとええかな。こないな風情のある馬車、わしめっちゃ好っきゃねん。実はわし、先週、会社を息子に譲ったんやけど、年金暮らしも暇そうやし、引退後にこないな仕事を道楽でやってみるんもええかもしれへん思うてな。どや、この馬車とか利権とか、売ってくれへんか?込み込みで5000万でどないや?」(現金ドンッ!!)
ユタカ「はい、喜んで!」
経営者(さっきまで客)「よっしゃ、決まりや!」
運送の最中に客の一人から買収を持ちかけられて、経営権を譲渡したから(その瞬間からその人は客ではなく経営者になった)