私、観光地で観光馬車の御者をしています。
こんな天気なのであまりお客さんもいないなあと思っていたある日、不思議なことがありました。
乗せる時は確かに4人いたはずなのに、降りる時には3人しかいなかったんです。
ええ、ちゃんと前払いで料金は4人分いただいてました。
扉にはしっかりロックを掛けてますし、人が落ちたり抜け出したりできないよう、安全管理もしっかりしています。
お客様に確認をとっても、誰も降りたりいなくなった人物などいません、っておっしゃってました。
お客様は、ちょっとお疲れの様子で直ぐ立ち去られてしまったので、それ以上の確認はできなかったのですが。
何があったんでしょうか?
*Q30 中弦の月さんのオマージュです。
*この問題は亀夫君です。YES/NOで答えられる質問以外もできます。
転載元: 「【交通機関ますか?オマージュ】Road to love」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5955
解説:
客の一人は透明人間。途中で暑くなったので服を脱いでしまった。
「あー、いろいろな種族の方がいらっしゃいますからね。透明人間の方をお乗せしたのは初めてです。
いや、これまでにもこっそりただで乗られちゃったことはあったのかもしれませんね。
そういう意味では、今回のお客様は正直者の良いお客様だったのかも?皆さん、どうもありがとうございます!!」
設定:
主人公はユタカ・アレックス・シビラ。人間とエルフのハーフ。16歳女子。うら若い乙女にしかなつかないというユニコーンの馬車を観光都市エリュジオンで操っている。
客はドラキュラ(吸血鬼)(西洋風の男性、黒ずくめのコート、日光を遮るためのサングラスを着ている)、メデューサ(ゴルゴン)(地中海系の女性。人を石にしないよう、サングラスをかけ、蛇の髪を隠すため頭からベールをかぶっている)、雪女(東洋系の女性。白い衣装を身に纏っている。)、透明人間(国籍・性別不明。透明部分が見えないように帽子、ロングコート、サングラス、マスクをして下を向いている。
その日は霙まじりの寒い日であったため、その4人の衣装もさほど違和感がなかったが、急に気温が上がってきたため、透明人間は途中で服を脱いでしまった。また、ドラキュラは衣装が暑い上、太陽が辛い、メデューサはベールが暑い、雪女はもともと暑いのが苦手ということで、馬車を降りると直ぐに日陰に行ってしまった。