「酒ますか？リサイクル」DESTINY☆海亀街ものがたり

カメオは酒も宴会も大嫌い。日常生活では全く酒を買わないし、飲み会に誘われても絶対に行かない。
ところがそんなカメオが、ある日泥酔状態で警察に保護されるという事件が起こった。一体なぜ？

Q12 KY太郎さんの問題①のリサイクルです。

ここは霊力に覆われ人間と魔物や妖怪が共存する海亀街。
カメオは、お酒が嫌いなだけでなくお酒にとても弱い。
食事をとるため、魔物が店主の和食の料亭に入店。
料理酒の類では酔わないため、安心して食べたカメオは、泥酔状態に。
実は魔物たちは料理酒を切らしており、お酒を使った和食を提供していたのだ。
泥酔状態になったカメオは、家に帰る途中に警察に保護されたのだった。

–長文解説---------
ここは霊力に覆われ人間と魔物や妖怪が共存する海亀街。
カメオは、酒を買うことも飲み会に行くこともないだけでなく、バレンタイン等でもらうチョコも食品表示を見たり、レストランでもお酒が入っていないか確認するぐらいの徹底ぶり。
ここまで徹底する理由は、お酒の味も臭いも大嫌いなだけでなく、お酒をなめるだけで弱く顔が真っ赤になってしまうのだ。
みんなの前では、強い自分を出していたため、恥ずかしく見せることができないのだ。
そんなカメオは、仕事で大きな商談を成功させ気分が高揚していた。久しぶりに豪華な食事をしようと海亀街へと繰り出すのだ。
カメオは、和食がとても大好きなため、いつもなら素通りしている料亭「ウミガメ」に入った。
海亀街では、魔物や妖怪が様々な飲食店を出店しており、カメオが入店した料亭「ウミガメ」も魔物が店主をしている。
肉じゃがやきんぴらごぼう等、カメオが大好きな和食を注文し、料理に使っている食材や調味料等も確認した。
だが、ここは魔物が店主のため、実際の調味料の名称を聞いてもわからない。
大きな商談を成功させたカメオは気分もよく、和食でよく使われる料理酒やみりんでは酔わないため大丈夫だろうと思い食べた。
2口、3口と箸を進めていくと、カメオはすぐ泥酔状態になったのだ。
実は、普段、魔物たちは料理酒を使ってはいるが、偶然、今日は料理酒をきらしてしまった魔物たちは、自分たちが普段飲んでいるお酒を代用したのだ。
アルコールがきちんと飛ばせていなかったため、カメオは泥酔状態になってしまった。
泥酔状態になったカメオは、こんな姿をずっと晒すこともプライドが許さないため、早く家に帰ろうと思い、店を出たが足取りも悪くすぐ転び座り込んでしまうため、家になかなかつかない。
道に座り込んでしまったときに巡回中の警察と出会い、保護されたのだった。