2020年、今年もGWがやってきました。
残念ながら今年は例年と違い外出を控えなければならない状況ではございますが、皆様が自宅でも楽しく過ごしていただければと思いいくつか企画をご用意しましたので、お楽しみ頂ければ幸いです。
*ルール*
この問題ページ最下部にある「解説文」が答えとなるような「問題文」と「タイトル」を作って質問欄に投稿してください。
投票により最も多くの票を獲得した問題文を作った方が優勝です。
*注意事項*
1.解説文は2種類あります。AまたはBを指定し好きな方の解説文で「問題文」及び「タイトル」を作ってください。
※下記で示すのは「答え」ではなく「解説文」です。文章のどの部分を謎の答えにして頂いても構いません。
2.一人につきA、B、各2つまで(合計4つまで)問題文を投稿することができます
3.このページに投稿された問題文は自由にオマージュ・リサイクル出題できるものとします。投稿する際は、この点に同意いただいた上で参加されたものとさせて頂きます。
※投稿された問題文を利用して出題する場合は必ず下記で指定した解説文とは全く異なる解答や解説文を作ってください。
4.ほとんど同じ問題文でも、微妙な書き方の差異で印象が変わるのがウミガメのスープです。よって、他人の問題文が参考とされないように当問題の投稿期間は闇スープ形式で行い、投票期間に入り次第闇スープを解除します。
※他人との問題文被りを恐れず、問題文の洗練さで勝負いただくのも一つです。
5.期間は下記の通りです。
投稿期間:当問題出題直後〜5月6日(水) 23時頃まで
投票期間:5月6日(水) 23時頃 〜 5月10日(日) 22時頃まで
結果発表:投票期間終了後、集計が終わり次第
(遅くとも5月13日(水) 23時頃までには公開したいです)
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*解説文*
A
「可愛い!」
カメゾウはすやすやと眠るウミノを見て思わずそう感嘆の声を漏らした。
「今朝生まれたばかりなの」
ソラミそう言って笑う。
なるほど、だからシン太郎の奴、あんなに慌ててたんだな。
うんうんと頷きながら、カメゾウはまだ小さな小さなその右手をそっと優しく握った。
確かな暖かさが、カメゾウの掌に伝わってくる。
彼女が生きるこれからの未来は、どんな世界が広がっているのだろうか。
涙で視界を滲ませながら、大真面目にそんなことを考えていた。
B
「え?シンディー何だって?」
「シンダーハンネス!アノマロカリスの仲間よ!もう、何回言ったらわかるの!?」
ソラミからそう怒られて、シン太郎は苦笑いを浮かべながら頬を掻いた。
「いやだって、いくらあの鬼でひねくれ者のカメゾウ教授だって、そんな重箱の隅をつつくような問題出さないでしょ」
「出すのよ!去年の過去問やってないの!?デボン紀の生物の名前がズラッて並んでて、特徴を100字以上で書けなんていう意味不明な問題が出てたじゃない!」
「……嘘でしょ?」
「残念ながら、今日は4月1日ではないわね」
「……嘘だと言って」
ウミノの奴、適当に試験範囲教えやがったな。
数日前のウミノの言葉に対して恨み節にそう思いながら、シン太郎は泣く泣くコーヒーを啜り徹夜する羽目になったのであった。
転載元: 「【GW#1】逆さ海亀 -次の解説文を読んで問題を作りなさい-」 作者: エルナト (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/4237
皆様、今年のGWは如何お過ごしだったでしょうか。
本当は他にも何問か出したかったのですが出せず……申し訳ございません。
ですが、今回のこの逆さ海亀には7名の方かた合計10作品に及ぶ問題文が投稿され、
投票には12名の方にご参加頂きました。
まずは問題文の投稿をしてくださった7名の参加者様、そして投票にご参加頂いた12名の方々に心よりお礼申し上げます。
さてさて、そんな前置きはさておき……あ、洒落じゃないですよ?
早速投票結果発表に参りましょう。
TOP3を発表させて頂きたいと思います。
それでは参ります!
まずは入賞、第3位に輝いたのは……
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4票獲得、エントリーNo.4、アメミヤさんの「産卵」です!
シルル紀の生物の名前がずらりと並ぶ中、デボン紀の生物名がポツンと書かれている。
チャームとしてのインパクト絶大な問題文ですね。
出題者自身、敢えてシンダーハンネスというちょっとインパクト強めの生物名を解説に入れましたので、そこを上手く活用した問題といえるでしょう。
アメミヤさん、おめでとうございました!
アメミヤさんには良質な良質をプレゼント致します!
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続きまして、第2位、準優勝作品の発表です。
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第2位は、3位と1票差の5票獲得!
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エントリーNo.3、またもアメミヤさんの「シンダーハンネス、襲来」です!
「テストに出る」と「現実世界に出現する」という言葉の取り違えを利用した見事なトリック。
このトリックにより解説を読んだ時の納得感がしっかりと得られるものとなっています。
そしてシンダーハンネスのインパクトも上手く活用してくださっていたのも個人的なポイント。
1位を惜しくも逃したという悔しさもあるかもしれませんが、
とはいえ2、3位連続ランクインという見事な快挙、アメミヤさんおめでとうございました!
アメミヤさんには、綺麗な音が鳴るクラッカーを差し上げたいと思います。
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それでは最後になりました。
逆さ海亀、グランプリの発表です。
第1位、優勝作品は、2位とは1票差、6票と過半数の票を獲得されました。
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最も票数を獲得し1位の座に輝いたのは……
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エントリーNo.6、GoTo_Labelさんの「さんずいの部七画」です!
漢検1級という意図的なミスリード要素には賛否両論がありそうですが、1級受験予定なのに何故こんな簡単な漢字を書くのかという見事なチャームと、「予定」という言葉に秘められたトリックが綺麗に繋がります。
ところでさんずいという部首の七画には涙、という漢字が含まれていますが生まれたばかりのウミノを見て流したカメゾウの涙を表しているのでしょうか。それとも?
この点については、優勝者インタビューとしてチャット欄でお伺いしてみたいと思います。
というわけでございまして、GoTo_Labelさん、栄えあるグランプリ獲得、おめでとうございます!
ワーワーパチパチパチ
GoTo_Labelさんには、良質な音が鳴るクラッカーを差し上げます!
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さて、今回の逆さ海亀、如何だったでしょうか。
入賞した方も、そうでなかった方も、何票得られたかという結果より、楽しんで頂けたかどうかが一番大切かなと思っています。
今回の参加をきっかけに、今後のウミガメのスープ作りに何かしらの良い影響を与えられたら良いなと考えています。
なお、上記10作品のリサイクル・オマージュ出題はフリーということになっておりますので、闘志溢れる皆様方には是非ともこれからの出題の方にも力を注いで頂けたらと思います。
そちらの出題についても、楽しみにしております。
それでは皆様、また次の企画でお会いしましょう!
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最後は京都弁で!
おおきに!!!