悪戯をすることが大好きだった。あの日も軽い気持ちで人間が捕まえた鰻を逃がして、怒る人間を眺めて楽しんでいた。
その数日後、鰻を逃がされて怒っていた人間が母親の葬儀を開いていた。
(あの鰻は母親に食べさせるためのものだったんだ)
そのことに気付くと、強い後悔に襲われた。償いとして自分になにが出来るか考え、とても臭いだけでなんの役にも立たない草を毎日届けることにした。
一体何故?
少女Xさんの問題なのです
転載元: 「新ラテシン 遅れて童話ますか? つまらないものですが」 作者: 天童魔子 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/3990
ごんぎつねは頭に葉っぱを乗せると
『変化の術』で何の役にも立たない草の葉を『お札』に変えたのです。
これで兵衛も喜んでくれるぞ~っと思っているのですが術者の手元を離れると幻術が解けてしまい
ただの何にも役に立たない草に戻ってしまうのです。