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ウミガメ市にて、次期市長を決める選挙が行われることになった。
下馬評では、アシカ党に所属する足利氏が当選確実と言われていた。
それに続くのは、水平党に所属するシンディ氏であった。
さて、選挙日当日。
シンディ氏の熱烈な支持者であった男は、なんと足利氏に投票してしまった。
なぜだろう？

足利氏を蹴落とそうと考えた男は、投票用紙に「足利」と記名して投票した。
いざ開票作業が始まると、同じ筆跡で書かれた「足利」という票が大量にみつかり、不正選挙が疑われたため、選挙はやり直しとなった。このことが大々的に報道されると、足利氏には工作活動をするダーティーな政治家というイメージがついてしまい、支持者が大幅に減ってしまった。結局、次に支持者が多かったシンディ氏が当選することとなった。