音楽でも聞きながら洗濯物を畳もうとしたカメコが、数年前に実家を出ていった最愛の息子の名前をたどたどしく呟いたのは何故だろう。
この問題はBSです。
出題から30分が経過するか、正解が出た時点から1時間の間、BSを開催します。
※BSとは?→こちらを参照ください。
転載元: 「BS 最後の片思い」 作者: エルナト (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/2451
音楽プレーヤーを持っていないカメコは、一人息子のカメオに使い方を教えてもらったパーソナルコンピューターから動画サイトにアクセスして音楽を聞こうとした。
電源を入れたコンピューターはカラカラと動作音を鳴らしながら起動する。
無数の窓の絵がモニターに表れてしばらくすると、ログイン画面が表示された。
自分のアカウントを選択し、パスワードを入力した。
「KA……ME……O、っと……そういえば、あの子はちゃんとご飯を食べているのかしら……」
カメオは数年前から東京の大学へ行くため実家を出て、遠く離れた場所で一人暮らしをしている。
カメオが幼い頃に夫を亡くし、女手一つで育ててきた最愛の息子。
便りがないのは元気な証拠とは言うけれど、それでも心配になるものだ。
「今夜あたり、電話してみようかしら」
受話器の向こう側で、面倒くさそうに振る舞う息子の姿を思い浮かべる。
それでも愛するあの人の声によりいっそうそっくりになった低い声が、受話器の向こうから聞こえてくるのだ。
よし、やっぱり電話しよう──。
女の最後の片思いだ。
どうか少しでも、その声を聞かせてください。
***答え***
音楽を聞くために起動したパソコンのログインパスワードが息子の名前であり、入力しながら呟いたのでたどたどしく聞こえた。
***一言***
皆様、平日の遅い時間にも関わらず私なんかのBSにご参加頂き本当にありがとうございました!
ラテシンではたった2ヶ月でしたが、はやてさんがこちらを立ち上げ私が出題を始めて早くも一年、進化を遂げるCindyの姿を間近で見ることができたのはとても楽しくて有意義な時間でした。
スマホでCindyをしているところを覗かれ、妻から時々「その肌色の画面嫌い!」と言われるほどCindyには没頭させて頂きました。
サイトの発展の為、この一年はとにかく「1年で100問出題すること」を目標にやってきました。
これからは出題ペースは落ちるかもしれませんが、「こいつ実はこんな問題作れたのか!」と言ってもらえるような、そんな問題を出題できたら良いなと思っています。
今後ともどうか皆様、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げますm(_ _)m