農場の近くに住んでいる男。
栽培されている植物は、夏にはとりどりの花を咲かせ、秋にはさまざまな実をつけた。農場では収穫に余念がない。
しかし、農場の端にある一角に、なにやら見知らぬ実をつけている植物があるが、農場の者は一顧だにしない。
秋も終わりになり、とうとうそのまま、それらの植物は立ち枯れてしまった。
男が農場の者に「なぜあれらの収穫をしないのか」と聞くと、「収穫?? ああ、それならとっくに終わってるよ」と笑って答えられた。
いったいどういうことだろう。
転載元: 「透明収穫」 作者: GoTo_Label (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10162
それらはミツバチが好む花をつける植物だった。
蜜を吸ったミツバチから取れたハチミツはすでに採取済みだったのだ。