こんにゃちは。僕は猫です。
僕は今、人間と一緒にいるのですが、その人間がさっきから、同じものをあっちに動かしたりこっちに動かしたりしているのですにゃ。
人間の生活はよく分からないけど、なんだかとても気になるんです。一体何をしているのでしょう?そして、僕はどうすればいいのでしょうかにゃ?
※この問題は亀夫君問題です。YES・NOで答えられる質問以外も出来ます。
※猫に質問・説明・指示などをして、猫の疑問を解決してあげてください。
※ただし、相手は猫なので、分からないことも多いです。
※Cindyとは言葉ではなく思念とかテレパシーのようなもので繋がっているという設定ですが重要ではありません。
転載元: 「【軽め亀夫君問題】猫ちゃん天国」 作者: 光四 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/9943
簡易解説:寒さで凍える野良猫を少し暖めてあげようと思って家に抱きかかえてきた人間の男の子が、電子レンジで暖めても大丈夫か迷いながら、猫をレンジに入れたままフタを開けたり閉めたりしている状況。それらを説明し、すぐに電子レンジから外へ逃げるように指示すれば正解。
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詳細解説(結構長いので注意)↓
猫は野良猫で、人間に飼われた経験がなく、名前もない。色は茶色。母猫は飼い猫だったが野良になったあとに子猫を産み、今はもういない。
季節は冬。この地方としては珍しく雪の降る日、寒さに強くない猫が震えながら歩いていると、学校帰りの男子小学生のカメオが通りかかった。カメオは猫を飼ったことも、飼うつもりも今のところなかったが、寒そうにしている猫を可哀想に思い、少しだけ家で暖めてあげることにした。
猫を抱きかかえて家に帰るカメオ。両親は共働きで、この時間は家に誰もいないことは分かっていた。帰ってくるまではまだ何時間もある。自分で玄関の鍵を開けて家の中に入り、カメオ自身も寒いのですぐに暖房をつけて部屋を暖める。だいぶ落ち着いたカメオと猫だが、まだ部屋が暖まりきらず寒そうにしている猫。そこで、電子レンジに入れて暖めてあげようかとカメオは思いついた。
台所に行き、猫を電子レンジの中に入れ、フタを閉めようとしたところで、電子レンジに猫を入れてはいけなかったような気がするカメオ。レンジに猫を入れてスイッチを入れたりしたらその猫は天国に行ってしまうというのは常識だが、カメオは小学生なのでその辺の知識はまだ曖昧。でもまだ寒そうにしているし……と悩みながら、レンジのフタを開いたり閉じたりしているカメオ。
野良で人間社会の知識が全くない猫にとっては、自分を暖めてくれた恩人が、自分を何やら突然暗く狭い場所に入れたあと、同じものを右に左に動かしているようにしか見えない。電子レンジなどもちろん分からない。普段はどうせ人間社会のことなど分からないのでいちいち気にしたりしないが、何やら命の危険のような動物的直感もする。そこでCindyにテレパシー的な何かでつながり、問題文の場面になる。
猫に状況を説明し、このまま電子レンジのスイッチを入れられると死ぬから今すぐそこを出るように伝えれば、いきなり出てきた猫に驚いたカメオが、「ああ、やっぱり電子レンジに入れちゃ駄目みたいだ」と理解して、猫と一緒に台所を離れる。
危うく天国に行くところだった猫ちゃん、カメオと一緒に部屋の暖房でまた少し暖まったあと、親が帰ってくる前に猫を逃がすのだった。外の雪はもうやんでいた。
……そのあと帰ってきた母親が電子レンジにくっついている猫の毛などを見つけて色々と大変なことになるのだが、それはまた別の話……。
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カメオ母「カメオ、あんた、猫ちゃんを、よりによって電子レンジに入れるなんて……!そんな子に猫ちゃんを飼う資格なんてありません!」
カメオ「……いや、飼いたいなんて言ってないし……正直、ちょっと興味出たけど……(小声)」
カメオ母「……ふーん?まあ、あんたがどうしても飼いたいっていうなら……考えてあげなくもないけど?でも、それならせめて、少しは勉強してからにしなさい。ほら、これ、猫ちゃんを勉強する本」
カメオ「わ、わかったよ……」
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猫「皆さんのおかげで無事に外に出てこれましたにゃ。ありがとうございました。でも、あの人間にもとっても感謝しています、また会えるといいにゃ。もしかしたら、いつか、飼ってくれるようになるかにゃ?そうなるといいにゃ。それでは、皆さんもお元気で(=^・^=)」