they told me to stay, I heard all the information
[２０の扉]
小さい頃海外に住んでいた逆瀬川玲美は、この時期に偶然夢が叶ったことを、今でも明確に思い出す。
あれは、間違いなく子どもなら誰でも思い描く夢だ。
日本に帰ってみんなに話したら、良いなーって羨ましがられたもん。
大学生になった今では、さすがに不謹慎だとわかってはいる。
でも、同じことが起きるとちょっとワクワクするのは、あの経験があるからだと思っている。
同じことが起きても、日本でそんな状況になることはまずないのだろうけど。
さて、幼い頃の玲美の夢とはなんだったんだろう？
＊いくつかの拙問のセルフリスペクトです。
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転載元: 「they told me to stay, I heard all the information」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/9836台風になると結構長期間停電になる国。
そうなると、冷蔵庫の中にあるものを食べてしまわなければいけないことになる。
その日、冷蔵庫にはアイスケーキ（ex.ビ◯ネッタ）が入っていた…そう、 
子どもたちみんなの夢、「大きなアイスの独り占め」を叶えることができたのだ。
「マミィどうしよう！！電気が点かないよ〜」
「ここの国では台風来ると時々なるのよね。はい。」
玲美が慌てると、母親の雲雀が、ランタン型のランプをつけてくれた。
「うわあ、キャンプみたい！！」
「…さすが子ども、切り替え早いわね…でも、夕ご飯どうしようか。火はつくからなんとでもなるけど、冷蔵庫のもの早く食べていかないとね…傷んじゃう…冷凍のものはしばらくもつけど。大福とかはゆっくり回答すれば良いし」
「あ、ママ、アイス！」
「ん？ああ、ちょうど買ってきたところだったわね！」
「溶けちゃったらもったいないよ！！」
「…仕方ないわね。一個ずつ食べようか！」
「うん！！」
ゴゴゴゴゴ…という音と共に冷蔵庫が復帰したのは、５日後のことだった。
「台風遅れてるね〜」
「ちょうど週末ぐらい来るかな」
「週末停電したらどうしよう！冷蔵庫やばくない？」（＊なぜPCとかシステムを気にしないのか）
「課長が！まとめ買いしてくれた！！ビエネッタ！！！！」
「金曜日に一人一個ずつ食べません？」
＊皆さまくれぐれも台風にはお気をつけてください！！
