【紫金紅葫蘆】
『西遊記』に出てくる金角・銀角兄弟が持っていた、呼びかけた相手が返事をすると中に吸い込んで溶かしてしまう瓢箪
紫金紅葫蘆に封じられた三蔵法師御一行。
金角・銀角兄弟を倒した時に、その特性を十分に理解したはずの彼らがなぜ封じられたのだろうか?
* Q13 kUmaさんのリサイクルです。
転載元: 「【金ますか?リサイクル】nothing comes close to the Golden Coast」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8638
*中の液体を捨ててしまえば、封じられるだけで、溶けないことが判明。自ら進んで封じられて、仲間に持ち運んでもらうのは意外と便利。
「っていうか、ぶっちゃけ葫蘆の中ってどんななん、悟空?」
「あー…まあ広くはないけど、全然問題ない広さ。液体が付いたら溶けちゃうけど、そこさえ気をつけて壁にしがみ付いてれば、まあまあ快適。外から蓋さえ閉めちゃわなければいつでも飛び出せるし。」
「なるほどー じゃあ一度入ってみっかー」
「でも、液体が付かないように壁にしがみつくのは大変ですね」
「…じゃ、液体捨てちゃえばよくね?」
「!?!?」
実験の結果、液体がなくても、「中に封じ込める」効果自体には変化がないことが実証された葫蘆。
以後、一行は、「あまり目立ちたくない時」「大勢だと危険な時」「通行料や入場料、交通費を安く済ませたい時」 などに、一人を残して自ら「封じられる」ことで、葫蘆を便利使いするようになったのである。