【金ますか？リサイクル】won't be a slave to the blonde

「ステファニ、お腹の子供の成長はどう？」
「カメオ、Perfecto!!とても順調よ」

妻のステファニと国際結婚してから５年、念願の子供を授かった。

仕事も家のことも頑張っている、ステファニには本当に感謝しかない。

ところで、妻は敬虔なカトリック信者だ。
カトリックの国では、聖母マリアこと、Virgin Mary（メアリー）が女性、特に母親や母親になろうとする女性の間では、圧倒的な信仰の対象となっている。
特に妻の国では、女性たちは、華やかな衣装や装飾品で聖母マリア像を飾り立てるらしい。

妻もそれにならって、健康で元気な子供が育つよう、心を込めて聖母マリアの衣装を縫ったり、花飾りを作ったりしている。

「手伝うよ、ステファニ」
「ありがとう」

「子供は男の子かな、女の子かな」
「どっちでもいい。健やかでたくましく育ってくれればいいな」

外には５月の風が吹いている。
もし男の子だったら、来年は妻のために飾り立てたVirgin Maryと、息子のための金太郎を並べて飾ろう。

＊イメージ