昨年(2022年)の暮れに、私はあるアマチュア管弦楽団の演奏会を聴きに行った。
3年前(2019年)の同じ時期にも、同じ団体の演奏を聴いたのだが、その時に比べるとやや練習不足の感が否めない。
だがCOVID-19流行の影響を受けていたのだから仕方がないだろう。
指揮者を含めた演奏者には増減も入れ替わりもなく、演奏会場も全く同じで、観客数も3年前と同程度だった。
ひとつだけ、3年前にはとても気になった【あること】が、今回は全く気にならなかったのがとても良かった。
【あること】とはどんなことだろう?
転載元: 「災い転じて福となす」 作者: 名無し編集者 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8537
3年前の年末はインフルエンザが急速に広がっていた時期で、曲と曲の間にここぞとばかりに咳をする観客が何人かいた。
だが、昨年の演奏会で咳をする人は全くいなかった。
音楽を聴く身には(曲間とは言え)耳障りに思っていたので、静かなのは大歓迎である。
ちょっとした咳程度でピリピリと神経を尖らせる風潮を歓迎したいわけではない。
でも、「大勢の観客の誰一人として風邪をひいていない状況」なんて、感染症対策が実行されていたあの時期でないとあり得ないような気もする。