“Life is too short for wearing boring clothes”

お仕事の日はスーツばかり着ているので、おやすみの日の外出はリトルブラックドレスと決めている凛花。
ファッションにはとってもこだわりがあって、自分に似合わないものを着るなんて、時間の無駄だと思っている。

でも、そんなせっかくのお休みの日の外出で、やむなく好きでもなんでもない、地味なカットソーを着ることもあるらしい。

なぜだろう？

仕事が忙しい凛花がお買い物に行けるのは、休みの日ぐらいだ。
そこで、その時に仕事用のスーツも調達することになる。

しかし、試着の時に困ってしまう。
ワンピースだと、ジャケットはともかくスカートやパンツは合わせられない。
だからと言ってワンピースを脱いで直にジャケットを羽織るのも抵抗がある。

「あ、すみません、なんかインナーのカットソーとかありますか…？」

「はーい。じゃあこれとかどうぞ。」（店頭のシンプルなカットソーを渡す）

＊スーツの試着時に合わせるため。