恐ろしい夜が明け、○○村の村長が、何者かに襲われて死亡しているのが発見されました。
村にいた人々の議論を経て、占い師は犯行当時アリバイがあったというのに、村から逃げ出しました。 いったい何故?
*kUmaさん①のオマージュです。
*元ネタがあります。
転載元: 「【占いますか?オマージュ】I'm never really gone」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8179
*村にいた人々の議論で、見立て連続殺人だという疑いが高まり、自分が次に殺される番だと思った占い師が逃げ出したから。
(隣のタブではネタバレしています。
有名な作品ですが、気になる方はタブを開かないでください。
一応元ネタ作品のタイトルは伏せています。)
ある村に、一見すると関係のない10人が集められた。
しかし、それは、過去に裁かれない犯罪をした者たちだった。
招いた者は、それぞれに「天罰」を与えて行った。
まずは、かつて海に転落した仲間を見殺しにした船乗り。
ある夕方、海に釣りに行ったまま帰ってこなかった。
次が仲間内の「遊び」で川に友人を突き落として死なせてしまった若者。
村の崖から突き落とされていた。
そして、その次がある村の村長。
不正疑惑を自分の秘書に押し付け、秘書は責任をとって自殺した。
村長は殺され、その体には多くの刺し傷があった。
ここで、他の7人は議論の末、気付いた。
「これ、誰かがあの歌に沿って殺してるんじゃないか?」
「10人のお人形さん。
1人は海に出て、二度と帰ってこなかった。
1人は崖から飛び降りて、そのまま転げていった。
1人が偉くなって、みんなに恨まれ妬まれた。
1人はみんなの未来を予言して、村から追放された。
1人は靴をなくし、あちこち探してどこへやら。
1人はみんなと博打をやって、たくさん借金を作った。
1人は鳥を銃で撃って、おいしいシチューを作った。
1人は宝くじに当たり、大きな屋敷に篭りきり。
1人はお買い物に行き、山ほど荷物を買い込んだ。
1人は酔っ払って犬と追っかけっこ、森も山も超えてった。
最後に残った最後の1人は、おめかしして王子様に見初められ、真っ赤な馬車でお輿入れ。」
みんなは、占い師に目を向けた。
「違う。俺じゃない」
「次の『みんなの未来を予言して』っていう歌詞はお前なんじゃないのか」
真っ青な顔で部屋に帰った占い師の部屋には手紙が入っていた。
「あなたは『追放される』だけです。だから早くこの村から逃げてください。」
そうか、俺は助かるんだ。
占い師は、荷物をまとめて、自ら「追放された」。
翌日、村から出ていく道の途中で、占い師の死体が見つかった。
なお、かつて同業者を殺した疑いがかけられたものの、アリバイがあるため無罪になった占い師だが、人を雇って殺させたのでないかという噂もあったようである。