とある占い通りには、奇妙な占い師がいる。表立って活動せず、占いはほとんど当たらない。しかも当たり前のことしか言わないのに、あたり一帯の売上の3割を占めているのだ。一体なぜ?
転載元: 「【占いますか?リサイクル】裏があってもうらないとはこれ如何に?」 作者: ねじ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8178
「ほとんど当たらない占い師」の言うことは、「嘘しか言わない嘘つき」と同様なので、逆の意味だと受け取ればほぼ当たるとも言える。
それを知っている仲間が「当たらない占い師」の言葉をうまく「翻訳」することで、「よく当たる占い」として人気になっている。
「当たらない占い師」の占いが当たる確率は、限りなく0に近い。
だが、意味を裏返してうまく解釈すれば、100%近い当たりを導き出せるということでもある。
占いの性質上、株やギャンブルで大儲けするようなことは難しいが、例えば「占い師がラッキーアイテムだと言った物」を避ければ大きな不運を避けられる。
一般人にとって「当たらない占い師」の言うことは「当たり前」だったり「占い自体は当たらない」ように思えるのだが、慣れた相棒の解釈で、恐ろしく確度の高い占いに変貌する。
結果として、2人で一帯の売り上げの6割を稼いでいる彼らであるが、分け前は折半なので1人で3割であるとのこと。