ちょっと聞いてくださいよ。今朝起きたら右半身が真っ黒になっていたんです。いや、日焼けじゃなくて。文字通り真っ黒です。寝ている間に塗料でも塗られたのかと思って石鹸や洗剤、クレンジングオイル、エタノールなんかも使ってゴシゴシこすったんですが、まったく落ちないんです。訳が分かりません。このままじゃ会社にも行けない、って言うか外にも出られません。どなたか、原因を解明して元の綺麗な肌を取り戻す方法を考えてくれませんか?
*Q14 おっさんのリサイクルです。
*この問題は亀夫君です。YES/NOで答えられる以外の質問もできます。
*元ネタがあります。
転載元: 「【黒ますか?リサイクル】”Yo no quiero morir”」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7999
悪霊が部屋に出ているから、除霊師が来て、身体中に経文を書き込まれいる途中である。
*真っ黒に見えるのはびっしりと書かれた経文である。
*悪霊を除霊できれば、洗い落とせるようにはなる。
*何か思い当たることを尋ねられたら、「部屋にいると視線を感じる」「夜ゆっくり眠れないことが続いていた」「体調も悪い」「つかれやすい」などの問題を抱えていて、いろんな知り合いに相談していた、旨を伝える。
「こら、まだ半分しか書き終わってないんだ、大人しくしてなさい??」
「いや、だって会社が…っていうかどうしてくれるんだよ、これ…ほとんど真っ黒じゃないか…」
「そんなこと言ってる場合じゃない。今度悪霊が来たら、お前の体を悪霊に持っていかれるんだぞ。こっちは夜通しお前の体にぎっしり経文を書き込んでいるんだ。」
「確かに、これよく見ると細かい字だ。きしょw」
「きしょいとか言うな。お前がもぞもぞ動くと書きにくいから、全身麻酔までかけて書いてるのに。」
「って言うかこれいつまでやんなきゃいけないんだよ。」
「次の仏滅になったらまたお前の体を狙ってやってくる。でも、その経文の効果で近づけないから、その時に私たちが除霊する、と言う算段だ。」
「まってくれ。それじゃ囮じゃねえか。ひでえ。それで悪霊ほんとにいなくなるんだよな?」
「安心しろ、それ自体はそんな難しい作業じゃない。」
「って言うか、このきしょい黒い文字は、悪霊いなくなったら消えるのかよ?洗っても落ちなかったぞ。」
「ああ、悪霊がいなくなったら…」
「自然に消えるのか?」
「いや、霊力が下がるので、まずアセトンフリーのネイルポリッシュリムーバーとエタノールで拭き取り、クレンジングバームで(エ◯ティ◯ーダーのが良いらしい)とクレンジングオイル(D◯Cのな)で洗い、その後、保湿も兼ねてガミ◯シー◯レットのソープを優しく泡だてて洗う、と言うことを繰り返すと3日ぐらいで会社に行けるぐらいにはなる。」
「コスメオタクかよ…」
*主人公:山下。31歳男性。会社員。一人暮らしをしている。
なお、以前は彼女がいたが、彼女には、「もうあなたとは一緒に暮らせない」と言われて家を出られている。多分霊のせい。多分。
*元ネタはもちろん「耳なし芳一」。
*タイトルは映画「シックスセンス」より。霊の呟く、「私は死にたくない」の意味。