シンディ探偵事務所の採用試験を受けた男は、合否を判断するとして「ウミガメのスープ」という問題を出題された。しかし彼はすぐに正解したにもかかわらず、事務所に採用されることはなかった。どうしてだろう?
転載元: 「新人探偵の誤算」 作者: アシカ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/791
「ウミガメのスープ」を知っていた男は、質疑を経ることなくスナイプを狙いにいった。しかしながら本来の水平思考問題とは、出題者との質疑を経て真相を明らかにするゲームである。そしてシンディが求めていたのは、「先入観に捉われず着実に事実を明らかにする、慎重さを備えた人材」であった。今回出題された「ウミガメのスープ」の真相が、あの有名な物語と同じだったとは限らない。探偵業という特にミスの許されない仕事を担うシンディは、一つ一つの事実関係を明確にしようとする、注意深い性格の人物を雇おうとしていた。そのため、軽率な失敗をする性格だと判断された男は、問題には正解できたものの採用されることはなかった。