【分けますか？リサイクル】I still go to Taco Bell

貧乏なビンボーさんは、よく家が裕福なリッチーさんから食べ物をおすそ分けしてもらっていましたが、
ある日を境に、時々ビンボーさんからもリッチーさんに食べ物を分け与えし始めました。
ビンボーさんが裕福になったわけではないですが、一体なぜ？

＊Q11 はやてさんのリサイクルです。

＊健康上の問題から、ビンボーさんの食べているような粗食を食べるように医師に指示されたから。（自分がそれを買ったらビンボーさんが買えなくなってしまう。）

リッチーさんは、とてもお金持ちでしたが、賢く、気前よく、優しい人でした。
ビンボーさんも、素直な人柄で、そんなリッチーさんの好意に深く感謝していました。

リッチーさんは大層な美食家でした。
あちこちで手に入れた豪華な食べ物を、ビンボーさんに分け与え、ビンボーさんもそれをありがたく受け取っていました。

ところが、そんなリッチーさんは、長年の美食がたたり、体調を崩してしまいました。

医師からは、豪華な食事を控え、貧乏人の食べるような、粗末な食べ物を食べるように指示されました。

もちろん、リッチーさんは、お金持ちですから、粗末な安い食べ物を買うことだってできます。

ですが、そうしたら、ビンボーさんの食べる分がなくなってしまうかもしれません。
仮にお店には十分な量があったとしても、自分のような者が買っていると知ったら、お店の人は値段を釣り上げてくるかもしれません。
そうしたら、ビンボーさんは食べ物が買えなくなってしまいます。

そこでリッチーさんは考えました。

自分がビンボーさんに豪華な食材を分けてあげる分だけ、ビンボーさんから質素な食材を分けてもらうことにしたのです。
ビンボーさんも、ただもらうだけよりも、遠慮せずにリッチーさんの施しを受けられるようになりました。

おしまい。