新ラテシン　ミステリーに恋愛事情を持ち込む勿れ

高校生のカメコは、ミステリ小説好きという共通点から同級生のウミオと意気投合し、本の貸し借りをするようになった。
ある日カメコは、「うちの本棚を自分で見て、読みたい本を探してみない？」とウミオに誘われた。ウミオのことを憎からず思っていたカメコはこれに応じた。
ウミオの家で彼の自室に案内されたカメコは、テーブルの上に新刊のハードカバーが置かれているのに気が付いた。

速水蒼の長編ミステリ『ウミガメのスープ』。あらすじは以下略。

さて、以上の内容を知ったカメコは、ウミオに対して幻滅した。いったい何故？

つむじ風商会さんの恋はミステリアスに終わるのリサイクルなのです
https://www.cindythink.com/puzzle/7097

たまたま本屋で品薄で最後の1冊の『ウミガメのスープ』を同時に取り合ったことで運命を感じ恋に落ちたのですが

ウミオの部屋にはたくさんの『ウミガメのスープ』があり転売のために買い締めていたのです。

運命を感じていたカメコは結局、本を取り合うことになったのもウミオが本を独占していたせいであることに気づき

何だかマッチポンプに嵌められたような気分になってしまい一気に恋が冷めてしまったのです。