カメオは宙を舞う猫を見ながら、お母さんの焼いたクッキーを思い出していた。
なぜ?
おっさんにSPをしていただきました!おっさん、ありがとうございました!
転載元: 「宙ねこクッキー」 作者: メラ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7073
街をブラブラ歩いていたカメオ。
すると、道路に猫が飛び出してきた。タイミング悪く、車が突っ込んでくる。
「危ない!」と思ったときにはもうカメオは駆け出していた。
猫をすんでのところで抱えるが、次の瞬間、カメオの体に凄まじい衝撃が走った。
車にひかれた衝撃で、猫の体が手から離れ宙に浮かぶ。そんな様子をまるでスローモーションになったようにゆっくりと目に焼き付けながらも、彼の頭には全く別のことが浮かんでいた。
幼い頃の記憶。母が焼いてくれたクッキー。少し焦げ付いていたが、それでもとても美味しかった。
ーお母さんは今も元気にしているだろうか?たまには電話でもするか。
彼は死の間際、そんなことを考えていた。
正解:猫を助けようとして車にひかれ、走馬灯が駆け巡ったから。