尻尾の長いキジトラを飼っていた時は、一緒に寝てくれていた。
しかし、白猫を飼うようになったら、一人で寝ることになってしまったという。
どうしてだろうか。
*百人一首 その三 【あしびきの やまどりのをの しだりをの ながながしよを ひとりかもねむ】 からのinspireです。
転載元: 「with tiger stripes and leopard spots」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7026
猫好きの女は、夫とキジトラ猫と暮らしていた。
実家の親が入院したから、一時的に預かった猫だ。
しかし、女には浮気相手がいた。
女の浮気相手は、カラスネコ(黒猫)を飼っていた。
女が浮気相手の家から帰ってくると、黒い毛がついていることがあった。
キジトラとは、黒い毛と茶色い毛の混ざった毛並みのことである。
だから、夫もそれが飼い猫のキジトラの毛だと思い込み、疑わなかった。
ある日、キジトラが実家に帰って行った。
女は、猫のいない暮らしが寂しくなり、友人から譲り受けた白猫を飼うようになった。
白猫には当然黒い毛は生えていない。
そのため、女の服に黒い猫の毛がついているのはおかしいと思った夫が調べた結果、女の浮気が発覚した。
これまで一緒に寝てくれていた夫に離婚され、女は一人で寝ることになってしまったのである。
猫は、何も悪くない。