巷で幼い女の子たちに人気な着せ替え人形の
『カメコちゃん人形』
毎年、新弾の衣装が登場し発売日ともなると
いつも話題になる。
しかし、突如新たな衣装の発表は今後行わないと
メーカーからアナウンスされたのである。
売上そのものは好調なのにいきなりな発表。
一体、何故?
*Q9 タカシンさんのオマージュです。
転載元: 「【服飾ますか?オマージュ】undress me everywhere」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7012
あまりの人気に、有名アパレルブランドが自社の「商品」として衣装を作ることを提案。そのため、今後はメーカーが自らの製品として「発表」せず、各ブランドのプレスリリースに任せることした。
「カメコちゃん人形」の開発会社、カメコムは、元々ゲーム開発会社であった。
たまたま、女の子向けゲームのキャラクター、カメコをファッションドールにしたら、大当たりしたのである。
しかし、カメコムは元々ゲーム会社、人形はもちろん、ましてやその衣装の制作は本業ではない。
本業以外の部署に、そこまでマンパワーを投入するのも難しい。
そんな矢先、女性に人気のアパレルブランドから、「うちのお洋服をカメコちゃんに着てもらえませんか?」と打診があった。
アパレル側にとっては、良い宣伝になるだけでなく、リアルサイズの商品を作る前の「試作模型」としての意義もある。
そのカメコちゃん人形の衣装を買ってくれた子供たちが、将来、そのブランドのファンになってくれるポテンシャルもあるのだから、当然そのデザインとクオリティには手を抜けない。
そして、当然のことながら、一つのブランドがそれを始めたら、ライバルブランドもこぞって参入してくるため、カメコムはライセンスを提供するだけで、これまでの何倍もの宣伝効果を得られるのだ。
さらに、そのブランドのファンの「大きいお友達」の間でも、カメコちゃん人形がコレクターズアイテムとして人気を博するなど、一石何鳥にもなる効果が生まれたのである。