継母や姉にいじめられているシンデレラに同情し、魔法使いは彼女がお城の舞踏会に行けるように魔法で協力してあげました。カボチャの馬車、ガラスの靴、絢爛豪華な特攻服。シンデレラは何とか舞踏会に参加出来たものの、王子様は彼女の出で立ちにドン引き。シンデレラをダンスに誘うこともありませんでしたとさ。めでたしめでたし。
---どうしてめでたいの?
転載元: 「【服飾ますか?リサイクル】お好きな方でどうぞ」 作者: ねじ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/6992
家に残されて泣いているシンデレラを一目見て、恋に落ちた魔法使い(性別不詳)。
シンデレラの話を聞き、同情して協力はしたけれど、彼女が王子と結ばれることを望んでいたわけではないのです。
だからと言って、魔法使いは別に「王子がドン引きするような衣装」を用意したつもりは無く、単に魔法使いがシンデレラに似合うと思った衣装が特攻服だったというだけの話なんですけどね・・・
ダンスに誘われることもなく0時前に帰路についたシンデレラを、魔法使いが呼び止めます。
「舞踏会はどうでした?シンデレラ?」
「王子様は確かに素敵だったけど、目も合わなかったの。近くで見ることができただけでもラッキーだと思うことにするわ。貴方にもお礼をしなくちゃね。」
寂しげに微笑むシンデレラに、魔法使いはうやうやしくお辞儀をしました。
「女性を見る目の無い王子様ですね。貴女はこんなに素敵なのに。お礼をしてくださると言うのなら、私と踊っていただけませんか?」
「・・・え・・・ええ!喜んで!」
その後、2人は幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。(いろいろ端折った感)