ビルで働くイクエは、困っているアキコを見つけ、声をかけてあげた。
アキコは、イクエの勘違いに気づいた。
でもイクエの言葉は間違っていなかったので、「ええ、そうですね。」と肯定した。
その途端、イクエは自分の勘違いに気づいて恥ずかしくなったのだが、もしビルの構造が違っていたら、このような問題は生じなかったのに、と思った。
状況を特定してください。
*この問題は、名無し編集者さんの過去問オマージュです。
転載元: 「speaking words of wisdom」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/6893
エレベーターを降りたイクエは、ビルの一階のカフェで買った飲み物を、服にこぼして困っているおじいさんを見つけた。
「大丈夫ですか?そこにお手洗いありますが、一緒に行きましょうか?」
「ええ、そうですね。大丈夫です。でもありがとうございます。」
それを聞いたイクエは、恥ずかしくなった。
女性の声だったからである。
見れば、持っている手押し式のカートにも「アキコ」というネームプレートがついている。
そして、イクエの働いているビルでは、男性用のお手洗いと女性用のお手洗いは、エレベーターを挟んで反対側にある。
なので、おじいさんだと勘違いしたイクエは、男性用のお手洗いの場所を指し示してしまったのだ。
このビルの構造がこうなっていなかったら、こんなことにはならなかったのに、と思うイクエであった。