「愛している」といえば「僕も愛している」と答えてくれる彼。
いつも直球には直球で応じてくれる彼。
でも、今日は直球で求めたら変化球で返してくれた。
私はちょっと嬉しくなった。どうして?
*Q12 セルフリサイクルです。
転載元: 「【変化ますか?リサイクル】pretend that you love me」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/6657
「ストレートで」私は彼にサインを送る。
彼はその通りにボールを投げてくれる。
私たちはブルータートルズのバッテリーだ。
彼は新人エース。私はここのベテランキャッチャーだ。
まあ、プライベートでもパートナーなんだけれど。
マウンド上の彼は私のことを信頼してくれている。
常に、指示したところに投げてくれる、優秀なピッチャーだ。
でも、本当は、もう少し自己主張するところがあっても良い。
それが彼の成長につながる。私は常々そう思っていた。
その日の試合でも、「次はここにストレートを投げてくれ」私はサインを送った。
彼は首を振った。自分としてはカーブを投げたいんだと。
彼は初めて私のサインに従わなかった。
良いじゃないか。そうやって成長していくものだ。
私は嬉しかった。
まあ、結局はそこでヒットを打たれて、試合は負けてしまったのだけれど、それ以上に彼が成長してくれたことが嬉しい。
このあと二人で何か美味しいものでも食べに行こう。
(gattabiancaはそんなに野球に詳しくないので、何か不正確な表現があったとしてもお許しください。)