悲劇の誕生日

今日はうちの誕生日だ！
だけど、今日はうちが譲歩する様になった。
いつもうちはお祝いももらったのに

私が住む国は力のない小さな国で、毎年隣の国に王に下賜する公女が引きずられた。
私は双子の姉妹の第二に生まれて、私たち二人の一人は公女に行かなければならない状況だった。
私たちはくじ引きで決定したが,姉ちゃんがかかり、お姉さんは公女に引かれた。
姉は王の目に入って、側室になった。
しかし、王室の外では王を追い出そうとする動きがあった。
それを気付いた姉は私を国に呼んだ。
私は隣の国に行って、姉に会った。
姉は私に自分の服と装身具を上げた。
誕生日のプレゼントだって。
そうしてちょっと出て来るって言った。
一時間位たったか、誰かドアを壊して入った。
国民達だった。
王族である姉も死ななきゃならなかったが、姉は私を代わりに使った。
始めには悔しかった。
だけど、思ってみたら長い間、誕生日のお祝いをもらったのは私だけだった。
そうして私はその間、私の代わりに大変だった姉に命を譲歩し、死を受け止めた。