蒸し暑い夜の唄

シン太郎の寝室には空調がないため、夏場は窓を開けて寝ている。
そのため例年梅雨時を迎えるとなかなか寝付けなかったシン太郎が、その年からぐっすり眠れるようになったのは家の隣にカメゾウが引っ越してきたおかげだという。
どういうことだろうか。

隣の田んぼに家が建ったことで田んぼにいたおたまじゃくしは蛙になることができず、開けた窓から蛙の鳴き声が聞こえなくなり静かな夜になったから。

出典:近所の田んぼがコンビニに変わり生活が便利になった一方、友達と捕まえて遊んだおたまじゃくしやカブトエビはどうなっちゃったんだろうと切なくなったエルナト幼少期の思い出より。