目玉焼きを焼いているカメコは、「夫はこの目玉焼きにソースをかけて食べるだろう」と予想した。
カメコは夫が「目玉焼きには醤油派」だと知っているし、食卓には醤油も並んでいるのに…、
何故そう思ったのだろう?
*Q10アメミヤさんの問題です。
転載元: 「【卵ますか?リサイクル】how the life goes on」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/6057
:元々夫はソース派であったが、結婚したことで醤油派に変わった。だが、実家の義母の前では、ソースをかけて食べると考えたから。
夫は甘い卵焼きの食べられない人だった。私は、それまで母の甘い卵焼きで育ってきたので、ひどく抵抗した。だが、夫に懇願されて、塩味の効いた出し巻き卵を作るようになった。
その一方で、私は、ソースが大の苦手だった。夫が目玉焼きにソースをかけると知って、正直顔をしかめた。
「え、普通醤油じゃないの?」って。
夫は何か言いたげだったが、「わかった。僕の好みの卵焼きを焼いてくれるようになったんだから、目玉焼きについては君の方針に合わせるよ。」と言ってくれた。
私は嬉しかった。別に、ソースぐらい買うのは問題じゃない。
ただ、こういうお互いの歩み寄りこそが、円満な結婚生活には大事なのだということをわかってくれていたのが嬉しかったのだ。
数年経って、私は甘くないだし巻き卵に慣れたし、夫はすっかり目玉焼きには醤油派になった。
そんなある日、義父母がうちに泊まりに来ることになった。義父母とが並ぶ朝食の食卓に、私は目玉焼きを運んだ。「すみません。簡単な朝ごはんで。」新品の、封を切っていない、ソースの瓶を添えて。
「あらいいのよ。カメコさん。お気遣いなく。カメオ、あなたもかけるでしょ、ソース。」「…ああ。」
そう、お義母さんの前ではソース派に戻っていいのよ。そうでないと、私がひどい妻みたいに見えてしまうからね。
こういうところにまで気づく人で本当によかった。これで多分結婚生活は安泰だ。