ある旅客機が墜落したのは、安い豆電球がなかったせいだという。
どういう事だろうか?
*Q26 彩雲さんのオマージュです。
転載元: 「【交通機関ますか?オマージュ】Hope is our four-letter word」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5938
貧富の差の激しいA国のスラム街で生まれ育ったカメオ。
同学年の子どもたちが学校に通う中、カメオは安い豆電球ひとつ灯せない暗い家で育った。
もちろん勉強する機会もなく、ゴミを漁ったり、物乞いをしたり、時には犯罪まがいのこともした。
ある時、カメオのもとに、ある男がやってきた。
男はカメオを自分の家に連れて行った。
男の家には、豆電球どころか大きなライトがあった。カメオはその光に圧倒された。
男によると、カメオの家が電球を点せないのは、この国の指導者、そして世界の指導者のせいだという。
学校にも行っていないカメオにはなんのことかわからなかったが、とにかくその部屋の明るさに圧倒され、男の言っていることは正しく感じられた。
この1年間、カメオは男の言うことならなんでもやった。
「カメオ、お前はよく頑張った。でも、お前のように、家に豆電球もともせない子どもたちがまだまだいっぱいいる。カメオ、お前なら世界を変えられる。このチケットで飛行機に乗るがいい。その時に、これを持っていけ。大丈夫だ。荷物検査では何も言われないように、うちの技術者がきちんと作ったものだから。」
カメオは信じた。
そして、客席に腰を下ろし、二度と踏むことのない故郷を、大地を飛び立って行った。
簡易解説:豆電球も点せない、学校にも通えない貧しい家の子供を実行役ターゲットにしたテロリストによる自爆テロ。