東京の会社に勤務するカメオは,平日にはいつも決まった定食屋で昼食を取る。
ある日,いつもの定食屋でメニュー表を見たカメオは驚いたので,その後驚いた。
一体いつのこと?
※想定解は3つ存在しますが,そのうち1つ答えればFAとします。検索は自由です。
転載元: 「ランチタイム・ラプソディー」 作者: スクエア (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/56
答え:2014年4月1日(火)
2014年4月1日,消費税が5%→8%に引き上げられる際,
2004年以来続いていた「税込み表示の義務化」が緩和され,「外税表示」や「税抜き価格の強調表示」が許容されるようになった。
2014年の消費増税以前は,単に「1050円」と書けば,税込み価格を指していたのだが,
この改正により単に「1050円」とだけある場合,それが本体価格か税込み価格かの判別が難しくなった。
(そのページのどこかに,その価格がどちらを表すかの表記は必須です)
この日,当問題のカメオもいつもの定食屋に向かいながら,「いつもの840円の日替わり定食(本体価格800円)も値上げしてるんだろうなぁ」と思っていたのだが,店に着いてメニュー表を見ると「日替わり定食 840円」の文字。
右下に小さく追加された「価格は税抜き価格です」に気づかなかったカメオは,
「消費税上がったのにお値段据え置きにしたのか~!」と驚いたが,
いざ会計をしようとすると,「907円です(本体価格840円)」と言われたため,実際には値上げされていたことに,また驚いてしまった。
このように,消費増税時に本体価格も値上げし,その値上げを分かりにくくする行為(通称:便乗値上げ)は日本中で見られたという。
※別解
1989年4月3日(月) 消費税導入後,初の平日
消費税が初めて導入された時期なので,客も「消費税込みor抜き」のどちらの価格か敏感だった可能性が高い
1997年4月1日(月) 消費税3%→5%時
当時は,税込み価格表示が義務化されていなかったので,
本解のように「税込み表示」だった店が「本体価格表示」に変わったという可能性は考えにくい
いずれも考えにくいというだけで,完全にその可能性を排除できるものではないので正解とします。