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【酒ますか?リサイクル】There's gonna be no love left to rye

[ウミガメのスープ]

カメオは一年間禁酒をしたら、次の年はお酒を飲み、また次の年は禁酒するという事を30年間続けていた。しかし、妻のカメコが亡くなってから、その期間は三年おきに変わっていた。一体どういうこと?
*Q14 バサミさんのリサイクルです。
*ちょっと難しいかもです。ヒント多めでいきます。


出題者:
出題時間: 2021年2月6日 21:43
解決時間: 2021年2月6日 23:09
© 2021 gattabianca 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「【酒ますか?リサイクル】There's gonna be no love left to rye」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5472
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カメオは遠洋漁業の船主だった。海に出ている間は、船長として当然酒も飲まず、規則正しい生活をする。1年航行すれば相当の収入があったので、次の1年は遊んで暮らせた。そして、また次の年には船で出て行き、1年間帰らない。そんなサイクルで生活していた。
ところが、そんな生活が30年経った頃、最愛の妻が病気で亡くなった。カメオの落胆は相当なものだった。船を売り、ひたすら家に篭り、失意の日々を過ごしていた。

「お父さん、一緒に住まない?」
そう声をかけてきたのは、娘のカメミだった。外語大を卒業したカメミは、その語学力を生かして、石油輸入関係の会社で働いていた。3年ごとの周期で海外勤務と国内勤務を繰り返している。
「お父さんも遠洋漁業ってことは海外の港に立ち寄ることあったんでしょ?似たようなもんだって。」
「俺は、もうそういうのはいい…」
「一人の時は良かったけどさ。今はラテミがいるじゃん?旦那のウミオも仕事あるから一緒に来られないし。お父さん料理得意だし、一緒にいると私も色々助かるんだけど。」
ふと目をやると「じーじー」と小さなラテミがすり寄ってくる。思えば、カメミがこのぐらいの小さい頃も、普通の父親の半分しか一緒に過ごしてやれなかった。
「僕からもお願いします。お義父さんがいらっしゃると安心です。日本に帰ってきたら、うちで4人で暮らせばいいですし。」とウミオにもお願いされた。

「私の行く所はお酒飲めないとこ多いけど、別に我慢できるよね?船乗ってる時は飲んでなかったんだもん。」
「これからは1年じゃなくて3年周期か…」
「お父さん、なんか言った?」「いや、別に。」

*タイトルは父親を思いやる娘の歌”Speechless”からいただきました。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy