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さしもしらじな、揺れる思いを

[ウミガメのスープ]

今年はじめての雪が舞うその日。
深雪はまだ少し温もりの残るマフラーを肇に手渡した。
肇は深雪に感謝したが、深雪はすぐに謝った。

一体どうして?


出題者:
出題時間: 2021年1月25日 20:15
解決時間: 2021年1月25日 20:44
© 2021 メラ 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「さしもしらじな、揺れる思いを」 作者: メラ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5375
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ガタンゴトンガタンゴトンと揺れる電車。外は寒いが車中はとても暖かい。うとうとしながら、深雪は揺られていた。目的地はまだ先。

プシューッ

扉が開いた。隣の席に座る男が立つ。しかし、男が立った席にはマフラーが残された。

「あ、マフラー忘れてますよ!」
深雪の指摘に気づいた男は素直に深雪に感謝したが、引き留めたその間に扉が閉まった。

「「あ」」
閉まる扉を見やり、そして再び視線を交わす二人。

深雪「・・・すみません」
肇「いえ!次の駅で降りますから!大丈夫です!」

彼女に非はないはずだが、思わず謝った深雪。そんな雪の日の一コマ。

FA:電車の中で忘れ物を指摘している間に扉がしまったから


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy