「たちわかれ いなばのやまの みねにおふる まつとしきかは いまかえりこむ」
百人一首のこの札を玄関に掲げておくと、いなくなった猫が帰ってくるという言い伝えがある。ところが、松家の飼い猫ラテオは、この札を出されると出て行ってしまう。どうしてだろうか。
*セルフリサイクルです。
転載元: 「【猫ますか?リサイクル】No, he can't read my」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5316
松家は、異常に百人一首が好きである。家族全員競技カルタを嗜んでいる。「じゃあ今日もやるか」夕食後になると、誰からともなくカルタを持ち出し、練習タイム。
「たちわかれ」は長女カメコの得意札だ。決まり字とともに勢いよく札を飛ばす。
「たち…」パシュン!
飛んでくる札は、猫のラテオにとっても興味津々。そのままちょいちょい、と猫パンチを繰り出しては読み札にじゃれついてそのまま(部屋から)出て行ってしまうのだ。
「こら〜ラテオその札返しなさーい!!!」