とある神社の初詣のおみくじは1回3,000円と
なかなかお高めな値段であるのだが
毎年おみくじが完売するほどの人気っぷり。
この年も当然おみくじはすぐに売り切れた。
翌年の元旦 おみくじの値段を半額にすることにしたが
大量に売れ残ってしまった。
一体何故だろう?
転載元: 「フォーチュンバーゲン 」 作者: タカシン (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5312
ウミガメ神社では毎年の初詣のおみくじにちょっとした
趣向を凝らしている。
普段のおみくじは1回100円であるが元旦に限り3,000円にしているのである。
もちろん値段が張るのは理由がある。いわば『おまけ付おみくじ』
引いた際、結果の下に番号が振られていることがある。
その番号に応じた景品がもらえるというものだ。
(例えば№1だったら最新家電、№7だったら人気ゲーム機等)
それが人気を博し常におみくじが完売するほどの盛況ぶり。
・・・だったのだが
あまりの盛況ぶりに周囲の神社・お寺に目を付けられ
ウミガメ神社はSNS等による
あられもない誹謗中傷・デマ攻撃の被害に遭ってしまった。
『あそこの神社の元旦おみくじはインチキ』
『景品を当ててる人は神社が用意したサクラばっかり』
『そもそもおみくじに3,000円って、守銭奴甚だしい』
『控えめに言ってあの神社で働いてる奴ら、超きもいんですけどww』
『あの神社行くとカニバられるらしいよ。怖ーい』等々
作られた悪い評判がアッという間に広がり、神社への客足が途絶えてしまった。
そして翌年の元旦、苦肉の策としておみくじ代を半額にしたのだが
時すでに遅し、悪徳神社として祀り上げられた所に
参拝客など訪れるはずもなく
・・・残ったのは大量のおみくじと豪華な景品だったのだ。