【コラボウミガメ！】All I want in Christmas is you

来るクリスマスに向けて、フィンランドに本部を持つサンタクロース協会は大忙しだった。
事務サンタ1「ウミガメシティのイサベらがプレゼント変更の申請！内容は・・・クマのぬいぐるみから、ニンテンドーのスイッチだ！」
事務サンタ2「なんだと！？もう品切だよ！どうするんだ！！」
例年こんな感じで慌ただしい。
事務サンタ1「ラテラルタウンのシンディが、プレゼント申請を取り下げました！」
事務サンタ2「このタイミングで！？何があった！」
一体シンディに何があったのだろう？

＊この問題は、メラさんが提供してくださった問題文に、gattabiancaが解説をつけたものです。メラさん、チャーミングな問題文をありがとうございます！

事務サンタ２「で、シンディの申請はなんだったんだ？」
事務サンタ１「ふわふわの子猫、でした。」
事務サンタ２「ふわふわの子猫、だと…？」
調査サンタ「これを見てください。」
二人は、調査サンタによる詳細報告動画を確認した。

〜以下、調査サンタによる動画〜
１２月２３日夕方。小雪が舞う中、シンディの家の前に何か毛糸の塊のようなものが落ちている。近くに寄ってみると、わずかに動いている。子猫のようだ。シンディは駆け寄ると自分のコートで包み、家に連れ帰った。
「パパ、ママ、子猫見つけた！凍えてるよ！かわいそう！うちの子にしてあげようよ！」
「シンディ、クリスマスはサンタさんにふわふわの子猫をお願いしていたんじゃないの…？」
シンディが連れ帰ってきた子猫は、薄汚れていて、とてもふわふわとは言い難い。
「サンタさんにはお断りしていいから！私この子がいい！」
「…わかったわ。まずは病院に連れて行って、様子を見てもらいましょうね。」
「うん！」

事務サンタ１「なるほどな。申請は取下で処理すればいいでしょうか？」
事務サンタ２「いや、変更で頼む。」

翌日、シンディの家にはサンタクロースから子猫用ミルクとペット用暖かヒーターが届いたという。