国民的アイドルグループTAIFUの活動休止前の最後の全国ツアーが開催されていた。コンサートの終わりには毎回観客のアンコールの声が響き、またTAIFUはアンコールの声に応えた。しかし全国ツアー最後の、TAIFU最後の公演ではアンコールが執り行われることは無かった。一体何故だろうか?
*Q15かーみらさんのリサイクルです。
転載元: 「【終わりますか?リサイクル】I've taken my bows and my curtain calls」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5227
ファンを愛するTAIFU。自分たちが休止する前の最後の曲は、一人でも多くのファンに聞いてもらいたかった。
そのため、コンサートに来られなかった全国のファンのために、最後の公演が終了後、地上波の生放送で1曲だけ中継することにした。
これまで視聴率に貢献してくれたTAIFUの要望に、当然テレビ局も応じた。ただ、生中継となれば、その開始時刻に遅れるわけにはいかないため、その前のコンサートをキチッと終わらせる必要がある。そのため、最終公演については、必ず22時には終わる、そのためアンコールは行わない、と言うことを事前にファンに周知しておいた。(なお、ファンの不公平感をなくすため、歌う曲数は、それまでの公演のアンコール込みの曲数と同じにしてある。)
22時になると、TAIFUメンバーは時間きっちりにドームを出て、衣装のままでヘリに乗り込んだ。そして、テレビ局に着くと。完璧なタイミングでスタジオに入り、22時15分からの生放送で最後の一曲を歌い上げた。その姿は全国のファンが見ているテレビにはもちろん、最後のコンサートを行ったドームのステージにも華々しく映し出された。当然のことながら、その「最後の一曲」までの間に帰ったファンは一人もいなかったという。