今年の夏休みに、ボクはパパと2人で旅行に行った。
いつもだったら車で行くところだけど、今回は車の故障のせいで夜行列車で行くことになった。
パパは運転が好きなのでちょっと浮かない顔をしてたけど、ボクは寝台車に乗ったことなかったからすごく嬉しかった!
でも列車だと、目的のヒナカ市に着くまでに丸1日かかってしまう。
車なら半日ちょっとで着くのに。
真夜中に、ボクはふと目を覚まし、今どんな所を走ってるのか知りたくてカーテンをめくった。
窓ガラスの向こうは街の夜景だった。
星よりも明るい光がいくつもいくつも灯り、ゆっくりと流れていた。
時計を見ると、針は2時半を指している。
ボクは「そうか、ここが授業で習った、ウシミツ市なんだな」と思い、眠っているパパにあとで教えてあげることにした。
問題文より状況を探り、【都市】の名を特定してください。
ただし、以下の質問を禁止します。
(罰則は無いので、判断に迷う場合は質問してしまってかまいませんが、「お答えできません」と回答します。)
転載元: 「真相は闇の中」 作者: 名無し編集者 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/5182
ボクは時計を持っていない。
時刻がわかったのは、窓の外の時計を見たからだ。
夜景の中に、走る列車の中からも時刻が読み取れる大きな時計台があった。
周囲のどの建物より高くそびえ、文字盤や針が光ってひときわ目立っていた。
多分ここは、この国の標準時間を決める「ウシミツ市」なのだろうとボクは思った。
ちょうど、社会の授業で習ったところなんだ。
したがって答えは、日本標準時の東経135度が通る 【明石市】です。