ある男が、とあるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませた後、自殺をしました。
何故でしょう?
転載元: 「【HBC2020】ウミガメのスープ・改」 作者: ツロトヴ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/4923
舞台は2xxx年。
地球が人間の手によって青も緑も汚されてしまっていました。
そのため人類は2060年ごろ、別の星に移住しました。
しかし、ミサイルに乗り込む途中、お偉いさんが言いました。
「地球のものは持ってくるな。」と。
さて、ここは移住した星にある海も見えない評判がかなり良いレストラン。
実はこの男、過去に評判がそこそこである別のレストランにて、本物のウミガメのスープを食べたことがあるのです。
本物………地球から持ってきたウミガメが入ったスープを食べたのです。
しかしそんなことも知らず、男はその味に感嘆し、今も忘れられずにいました。
この星では、(海がないのに)ウミガメが住んでいるので、ウミガメが主食とされていました。
男は「ウミガメのスープ美味かったな。また食べようかな。」と、評判が良いレストランにてウミガメが入ったスープを注文し、食べました。
ところが、前に食べたウミガメのスープよりも不味いのです。まあいつものクローンものでないものを食べてしまった以上不味かったことでしょう。
しかしここは、前にウミガメのスープを食べに行ったレストランよりかなり評判の良いレストラン。
男はこの質問を受け、全てを悟りました。
しかも、周りからは、警察の小型ミサイルのサイレン音が。
どうやら、あそこの店主は捕まったのだとか。
男は手に持っていたレーザーガンで、自殺しました。
え?長いって?そうですか、分かりました。重要点は、「未来世界であったこと」と「食べてはいけないウミガメのスープを食べたこと」でしょうか。