中学の部活でテニスを始めたカメオ。
人一倍努力を重ね、ついに三年最後の県大会個人戦で決勝まで勝ち進んだ。
休日にもかかわらず、多くの学校の人がカメオを応援するために集まっており、
その中にカメオが密かに想いを寄せているカメコの姿もあった。
しかし、カメオはカメコの姿を見ると残念に思った。一体なぜ?
転載元: 「カメオの恋路~夏~」 作者: SM (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/4881
【簡易解説】
同時に行われてる女子シングルスで、カメコが決勝進出できなかったことが分かったから。
【解説というか物語】
どうやら、学年のマドンナ、海亀カメコはテニスが上手く全国レベルらしい!
僕もテニス部に入って一緒にテニスをやるんだ!
そう思った中1の春。僕は科学部への入部希望書を丸めて捨て、テニス部に入った。
しかし僕は知らなかった、男子テニス部と女子テニス部が分かれていることを……ああ、これは神様の試練なのか。
しかしカメオはめげない。少しでもカメコと同じ世界を見るために、テニスの練習に明け暮れた。
運動音痴で球技とも無縁だったカメオは、中々うまくならず、1年、2年は地区大会敗退だった。
一方でカメコは本当にテニスが上手く、1年県大会出場、2年は県大会優勝。もちろんカメオも応援しにいってた。
そのカメオも今年になってついに才能開花。県大会行きを決めた。
しかし、男子シングルスと女子シングルスの時間が被っていて、カメコの県大会を応援することができない。
なんというジレンマ!
そして大会当日。二人は順当に勝ち進んでいき、カメオはついに決勝戦を迎えた
(さあ、海亀カメコより早く試合を終わらせて、急いで女子シングルスの決勝を見に行くんだ)
そう思ってコートに入った矢先、女子テニス部の人たちがコート外に見えた。その中にはカメコの姿もあった。
(ああ、この時間にここにいるということは、カメコは決勝に行けなかったのか…)
カメオはカメコが負けたことを残念に思った。
カメオは優勝した。