中世の画家ジョットが描いた絵画「フローラの風」。
長らくその所在が行方不明であったものの、ついに今年、その絵画が発見され、オークションにかけられることになった。
とはいえ、ジョットはそこまで有名な画家ではない。通常であれば、彼の絵画は100〜200万で取引されるはずであった。
しかしこの絵画は、なんと二億円で落札されることになった。
なぜだろう?
転載元: 「フローラの風」 作者: アシカ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/3818
答え:後世になって、超有名な画家の作品と勘違いされた。
解説:
中世当時、売れない画家であったジョットは、修行のために有名な画家の技法を勉強していた。そうした努力の結果、ジョットは一定程度評価される画家として、その生涯を終えることとなった。
それから数百年後。
ジョットが練習として描いた絵画「フローラの風」が、たまたま古びた工房から発見された。美術商は驚嘆した。なぜならばこの絵画は、伝説の画家モケランジョロが描いたとされる「フローチェの息吹」と、伝言されていた特徴や画風がほぼ一致していたからである。
この絵画こそ、「フローチェの息吹」であろう。そうに違いない。
というわけで、ジョットの描いた絵画は、モケランジョロの作品と勘違いされたままオークションにかけられ、法外な値段で落札されたのであった。