離小島君の肩の上で羽根を休めていたてんとう虫が飛び立たざるを得なくなったのは、
離小島君が読書に集中して微動だにしなかったからである。
てんとう虫が飛び立った理由とは?
転載元: 「フォレストブック」 作者: ダニー (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/3732
本屋で少年ジャヌプを立ち読みする離小島君(28)
そんな離小島君の肩にてんとう虫が止まったのだが、
ワンピィ〜スに夢中で気が付かない。
そんな離小島君をみて本屋の店長が近づいてきた。
手にはハタキを持っている。当たり前だ。本屋の店長はハタキを持ってなんぼだ。
「ンンッ!」
店長は軽く咳払いをして、まずは離小島君の周りからハタキで掃除をする。
全く微動だにしない離小島君。
「ンンッ! ンンンンッ!」
離小島君の目の前の本にハタキ掛けをする店長。
全く微動だにしない離小島君。
「ンンッンンンッ!ンンッンンンッ!ンンンー♪ンーンーンー♪」
咳払いでターミネーターの音楽を奏でながら離小島君の体をハタキではたく店長。
てんとう虫はたまらず離小島君の肩から飛びだったが
全く微動だにしない離小島君。
店長はもうめんどくさくなって離小島君の腹にミドルキックを食らわせて、
うずくまったところにシャイニングウィザードを決めた。
それでもジャヌプから手を離さなかった離小島君を見て
店長はなんかちょっぴり感動した。
そんなお話。